2012年9月30日日曜日

来週の戦略

MA(90)からの乖離率0.2650
高値
 1.31723
 1.29601
直近安値
 1.28288

[order候補]
 127994でショート逆指値
  stop 1.30006

 白色サポートラインを維持して上昇するか、下抜けて下落維持か?
来週はNFPもあるから、小動きになりそうな気もする。

週間トレード結果

EUR/USD
 1.29998 short × 0.2
 1.32006 stop
   1.6% ≦ 2%損失許容

1.29987で約定
 goal 1.28006に設定

 1.29987にstop変更(リスクゼロ)

 レジスタンスラインを上抜けたので、1.29152で
手仕舞い。0.656%の利益。

2012年9月27日木曜日

線路設備H22-1Q3(1)

[ケーブルのクリーピングについて]
 ケーブルのクリーピングとは、管路に布設されたケーブルが、大型車両などの通過により起こる振動、ケーブルの温度伸縮などにより移動する現象である。
 ケーブルが移動する方向は、管路の傾斜、管路とケーブル間での摩擦力、車両進行方向などの設置環境によって異なり、また、クリーピングは、ケーブルの種別によらず、すべてのケーブルに発生する可能性がある。
 クリーピングが発生しやすい場所は、軟弱地盤で大型車両が通行するところ、傾斜地で車両の通行量が多いところ、走行車両のほぼ真下にケーブルが布設されているところなどである。
 ケーブルの移動を防止する対策は、機械的にケーブル移動を止める方法、ケーブル移動量に見合ったケーブルのスラック部分を設ける方法などがあり、機械的にケーブル移動を止める方法は、移動防止金物によってケーブルを把持し、マンホール壁面によって支える方法である。

・スラック部分とは、ケーブル長のゆとり部分をいう。

線路設備H22-1Q2(2)(ⅳ)

[中口径管路設備の構造など]
A 中口径管路設備には、一般に、呼び径250[mm]~500[mm]程度の管路にあらかじめケーブル収容用スペーサ(インナパイプ)を多条数布設するパイプインパイプ方式及びケーブル需要の発生時にスペーサを布設するフリースペース方式がある(正しい)。

B 中口径管路設備は、一般に、非開削で施工されるが、埋設物との隔離が十分に確保できないなどの理由から開削で施工されることがある。開削施工には、吊降し工法及び元押し工法がある(正しい)。
・トンネル状に掘削した地下の穴に管を通して、開削せずに管路を繋げる非開削工法
・元押装置(推進機)


・吊降ろし


C 中口径管路設備をマンホールへ取り付ける再には、耐震対策として、一般に、伸縮機能を有するダクトスリーブが使用される(正しい)。
・地震による地盤変位を、伸縮自在なダクトスリーブで吸収できる
・ダクトスリーブ

[H23-2Q2(2)(ⅳ)]
A 中口径管路設備には、一般に、呼び径250[mm]~500[mm]程度の管路にあらかじめケーブル収容用スペーサ(インナパイプ)を多条数布設するパイプインパイプ方式及びケーブル需要の発生時にスペーサを布設するフリースペース方式がある(正しい)。

B 中口径管路設備をマンホールへ取り付ける際には、耐震対策として、一般に、防水性能伸縮機能を有する離脱防止継手が使用される。
・離脱防止継手
  伸縮可とう機能により管路を柔構造とし地盤変位を吸収。離脱防止機能 により軟弱地盤での離脱事故を防止。

C 中口径管路設備は、一般に、非開削で施工されるが、埋設物との隔離が十分に確保できないなどの理由から開削で施工されることがある。開削施工には、吊降し工法及び元押し工法がある(正しい)。

2012年9月25日火曜日

線路設備H23-1Q3(3)(ⅰ)

[コンクリート柱の劣化など]
A コンクリート柱の斜めのひび割れ横のひび割れは、コンクリート柱がねじれによるせん断力を受けたときに生ずることが多く、横のひび割れ斜めのひび割れと比較して、強度低下のおそれが高く、コンクリート柱の早急な取替えが必要である。

B コンクリート柱ののひび割れは、支線の設計強度不足などでコンクリート柱に不平衡の過大な荷重を与えた場合に生ずることが多い。
・縦のひび割れの原因は、コンクリート柱の鉄筋が腐食の進行により体積膨張することで生じ、これによりコンクリートが浮き上がり剥離することがある。

C コンクリート柱の製造は、通しの鉄筋に緊張圧縮力を与え、生コンクリートを注入して高速回転による遠心力でコンクリートを締め固める。これにより、ひびが入りにくく耐久性の高いコンクリート柱になる。

線路設備H23-1Q2(2)(ⅳ)

[とう道の劣化について]
 洞道(とうどう cable tunnel)は通信ケーブル・ガス管・送電線などの専用管路トンネルのうち、特に敷設・撤去・保守作業用に人が立ち入れる管径のものを指す呼称。

① とう道の壁に生成される白色物質は、コンクリートの中の水和生成物(水酸化カルシウム(消石灰)や硫酸塩)消石灰がコンクリートの亀裂から流出し、空気中の酸素と反応して生成される炭酸カルシウムである。

② コンクリートの中の消石灰がコンクリートの亀裂から流出し、地中水に置き換わると、コンクリートの中は次第に中性化アルカリ化し、鉄筋は腐食しやすくなる。
・健全なコンクリートはセメントから遊離された「消石灰」を多量に含むため、一般にPHは12~13という強アルカリ性である。
・コンクリート構造物は中性化しているうちは強度を保っているが、これを通り越して酸性になると強度を失い崩壊してしまう。
・鉄筋は、健全な(中性化していない)コンクリート中ではOH-が多量に存在しているために錆が発生する事はない。しかしながら、OH-が減少するとCl-(塩素イオン)が不動態被膜(新しい鉄筋の表面についている青黒い被膜)を破壊し、鉄筋の錆が発生する。

③ とう道の鉄筋の腐食は、鉄筋かぶりが極端に浅い深い場合に発生しやすい。
・鉄筋かぶりの厚さ(深さ):鉄筋表面からこれを覆うコンクリート表面までの最短距離

・かぶり厚さが少ないと鉄筋に 沿ってひび割れが発生したり、鉄筋が腐食するという劣化現象が発生


④ とう道の鉄筋を腐食しにくくするには、浸透性防錆材をコンクリート表面に塗布し、鉄筋まで浸透させ、防錆被膜を形成することにより、錆の発生を抑制する方法がある(正しい)。

線路設備H23-1Q2(2)(ⅱ)

[マンホールの劣化など]
① マンホールの壁が黒色に変色する原因としては、地下水に含まれている鉄やマンガンの酸化物、水酸化物などが挙げられる(正しい)。

② 硫化水素でコンクリートが侵食されるおそれがあるマンホールは、定期的にコンクリート壁の劣化、中性化などを調査する必要がある(正しい)。

③ マンホール内の金物の腐食には、異なる種類の金属材料が電気的に接触して生ずる異種金属接触腐食、狭い隙間の内部に生ずる隙間腐食などがある(正しい)。

④ マンホール内の金物のバクテリア腐食は、微生物の作用によるものであり、有機被膜による絶縁防食犠牲防食、又は流電陽極による犠牲防食絶縁防食、あるいはそれらを併用することにより金物の長寿命化・延命が可能である。

2012年9月24日月曜日

線路設備H23-1Q3(3)(ⅱ)

[線路設備の腐食対策など]
① 腐食対策には、腐食が著しい環境で使用している鋼管柱を腐食地用鋼管柱であるAE柱又はUC柱へ更改する方法がある(正しい)。

② 張り紙防止シートや番号札の裏側の腐食に対しては、酢酸ビニル系接着剤ニトリルゴム系接着剤と比較して腐食しにくいニトリルゴム系接着剤酢酸ビニル系接着剤を使用し、腐食対策を行う。

③ 架空ケーブルの外被損傷には、強風地域のケーブルダンシングによる外被亀裂(リングカット)や、高温環境下での張線器使用による外被破断などがある(正しい)。

④ 高耐食鋼撚り線は、亜鉛-アルミニウム合金をめっきした鋼線を撚り合わせたものであるが、塩害環境の厳しいところでは赤錆などが発生して腐食するおそれがあるため、劣化限度見本などによる不良判定指標を用いた管理が有効である(正しい)。

線路設備H23-1Q2(2)(ⅰ)

[マンホール鉄蓋の蓋鳴りなどについて]
A マンホール鉄蓋の蓋鳴りの原因は、防振用パッキングの磨耗又は外れ、鉄蓋と受枠の間への砂利などの侵入、受枠の磨耗などがある(正しい)。

B マンホール鉄蓋の蓋鳴りの防止には、一般に、鉄蓋と受枠の隙間などにエポキシ系樹脂発泡した軟質ポリウレタンを充填する方法が用いられている。

C 亀裂による鉄蓋の劣化の診断には、鉄蓋をハンマでなどで打撃したときの振動特性から劣化度を求め、残存寿命の推定を行う方法がある(正しい)。

線路設備H23-1Q1(2)(ⅰ)

[光ファイバの伝送特性、損失要因などについて]
① 光ファイバ伝送においては、光ファイバそのものの伝送損失、光ファイバ間の接続損失、分岐素子などのデバイスの挿入損失などが伝送距離を制限する要因となる(正しい)。

② 石英系光ファイバには、主成分である純粋な石英のほかに、屈折率を変化させるためのドーパントとしてゲルマニウム、ホウ素、フッ素などが添加されたものがある(正しい)。

③ 光ファイバの伝搬モードがシングルモードになる最長最短の波長は、カットオフ波長といわれ、カットオフ波長より長い短い波長に対しては伝搬モードがマルチモードになる。
④ 吸収損失は、伝搬光が光ファイバ材料そのものにより吸収されて熱に変換される損失であり、石英系光ファイバでは、一般に、ガラスが本来持っている紫外吸収や赤外吸収に起因する固有の吸収によるものと、ガラス内に含まれる不純物に起因する吸収によるものとがある(正しい)。

2012年9月20日木曜日

線路設備H21-2Q1(2)(ⅳ)

[光ファイバの種類と特徴など]
① 広帯域伝送特性を必要とする大容量伝送方式の線路設備では、伝搬モードを一つにすることによって波長モード分散を無くしたシングルモード光ファイバが使用されている。
・波長分散=材料分散+構造分散

② マルチモード光ファイバは、シングルモード光ファイバと比較して、伝送帯域が狭く、コア径が大きく小さく、吸収損失が同じである小さいことから、一般に、構内のLANや機器間の短距離伝送に用いられている。

③ 高密度波長多重伝送路には、ゼロ分散シフト光ファイバのほか、光電効果非線形効果による伝送品質への影響(WDM波長どうしの干渉)を小さくするため、非ゼロ分散シフト光ファイバを使用することがある。
http://tough-swingfx.blogspot.jp/2012/09/blog-post_20.html
・ノーマル光ファイバ(1310nmで分散がゼロ)
     ↓伝送損失の改善
・ゼロ分散シフト光ファイバ(1550nmで分散がゼロ)
     ↓WDM波長どうしの干渉による伝送損失あり
     ↓WDM波長どうしの干渉を回避
・非ゼロ分散シフト光ファイバ(1530nmまたは1565nmで分散がゼロ)






④ 光ファイバが曲げられると生ずる曲げ損失は、光ファイバのクラッド部分に空孔を設け、光の閉じ込めを強くした空孔アシスト型光ファイバなどで抑えることができる(正しい)。

波長分散

 波長分散とは、光の波長によって伝搬する速度が異なるために生じる分散をいい、材料分散と構造分散が存在する。

零分散波長

 零分散波長とは、光ファイバの材料分散を構造分散によって打ち消すような波長をいう。
【解説】 1.3 μm伝送用のシングル・モード光ファイバでは、1.3 μmの近傍で材料分散と構造分散が相殺して全分散が零となる。このような波長が零分散波長である。しかしながら、1.3 μm零分散光ファイバを用いた場合、ほぼ500Mbps以上の高速伝送においては、伝送損失の点から中継間隔を拡大できないことがある。こうしたことから、零分散波長を1.3 μmから1.55 μmにシフトして伝送損失が最小となる分散シフト光ファイバ(DSF: dispersion shift fiber)が開発されて、中継伝送路に用いられている。

2012年9月19日水曜日

線路設備H23-2Q3(2)(ⅱ)

[接続部における光ファイバの切断などの原因と対策]
① 光ファイバ心線の被膜除去作業時において、清掃していない被膜除去工具を用いると被膜の除去深さに狂いが生じ、刃が光ファイバ表面を傷つけてしまい、傷が経時的に成長して断線する場合があるため、工具を清掃して使用する必要がある(正しい)。

② 光ファイバ心線の接続作業時において、光ファイバの切断にニッパを用いると光ファイバの切断不良が原因で光ファイバが断線する場合があるため、切断面を球面状に成形して光ファイバのコアどうしを精度良く接触できる光ファイバカッタを使用する必要がある。
・切断面を球面状に成形して光ファイバのコアどうしを精度良く接触できるのは、融着機(融着接続機)である。

③ 端面が汚れた光コネクタを接続すると、光信号が汚れにさえぎられ、伝送特性が劣化する場合があるため、光コネクタの端面を光コネクタクリーナなどを用いて清掃する必要がある(正しい)。

④ 熱収縮スリーブを用いて融着接続部を補強・固定するとき、光ファイバにねじれが加わったまま固定すると、応力が徐々に加わり、破断に至る場合があるため、熱収縮スリーブを加熱する前にねじれがないことを確認する必要がある(正しい)。
・熱収縮スリーブとは、加熱により、径方向に収縮するチューブをいう。

線路設備H23-2Q3(1)

[線路設備の劣化の要因とその対策について]
 線路設備の長期信頼性を確保するためには、初期における機械的強度だけでなく、経年劣化を考慮した材料選定を行う必要がある。特に、屋外環境で使用される部材では、使用環境に応じた材料選定を行うことが重要である。
 屋外環境において、プラスチック材料は、紫外線に長期間さらされると、分子鎖の切断により強度劣化が生じ、割れやすくなる。これを防ぐため、屋外で使用するケーブル外被材料などには、紫外線領域の光を吸収するカーボンブラックなどの材料が含有されている。
 金属材料は、水と酸素に長期間さらされると、一般に、酸化還元反応により腐食が進行する。金属材料は、イオン化傾向が高いほど腐食しやすく、また、金属材料の腐食の進行は、どの程度安定で緻密な酸化物の皮膜が表面上に形成されて水と酸素を遮断することができるかにも影響される。
 架空線路設備の吊線などに使用される鋼材は、鉄を主成分としているため、その防食対策として、亜鉛をめっきして緻密な腐食生成物の皮膜を形成し、腐食速度を遅らせる方法が広く用いられている。

・亜鉛は、比較的、イオン化傾向が低いのかな?多分。

2012年9月18日火曜日

線路設備H20-2Q2(1)

[通信ケーブルの保守の概要]
 架空線路において、捻回、張力不均衡、日射などによる温度変化、風による振動などが要因となり、心線コアが接続端子函内へ突き出ることにより、通信に支障をきたすことがある。この有効な対策としては、心線コアを混和物などによる固定する方法がある。
 架空線路の外被損傷には、強風地域のダンシングにより生ずるリングカット現象、炎天下での外被温度上昇時における作業により生ずるものなどがある。また、生物による外被損傷には、リス・ネズミ・蟻などが外被をかじることにより生ずるもの、クマゼミの産卵管により生ずるもの、キツツキ類により生ずるものなどがある。生物による外被損傷の有効な対策には、ステンレス材を用いてケーブルを保護する方法などがある。

線路設備H20-2Q5(2)(ⅲ)

[光ファイバの分散特性について]
A 偏波モード分散とは、光ファイバ中の光の伝搬速度が偏波モードによって異なるために生ずる分散であり、シングルモード光ファイバで、偏波モード分散は生じない

・偏波モード分散(Polarization Mode Dispersion : PMD)は光ファイバー中を伝搬する光の直交する2つの偏波モード間に群遅延差が生じることである。この群遅延差は光ファイバーのコアの僅かな歪みや外部からの応力(環境的な温度変化や機械的な振動)などで生じるランダムな複屈折が原因(引用元:http://optipedia.info/fiberlaser/fiber/parameters/pmd/)。

経路が同一でも偏波面が異なる。


B 材料分散は、光の波長によって光ファイバ材料の屈折率が変化するために生ずる。一方、構造分散の値は、コア径や屈折率分布などによって決まる(正しい)。

C マルチモード光ファイバにおけるモード分散は、一般に、材料分散や構造分散よりも大きい小さい
・モード分散が支配的である。

線路設備H20-2Q5(2)(ⅱ)

[光ファイバの光損失の要因について]
① 吸収損失とは、光ファイバ中を伝わる光が外に漏れることなしに光ファイバ材料自身によって吸収され、熱に変換されることによる損失である(正しい)。

・吸収損失には、ガラス固有による吸収損失と、不純物による吸収損失がある。
 ・ガラス固有の吸収損失には、光ファイバ材料によって光が吸収され熱に変換されることによる損失をいい、0.1μmに損失ピークを有する紫外吸収と、10μmに損失ピークを有する赤外吸収がある。
 ・不純物による吸収損失とは、光ファイバ中のOH基によって、光が吸収され、熱に変換されることによる損失をいう。

② レイリー散乱不純物による吸収損失とは、光ファイバ中のOH基によって光が散乱する吸収されて熱に変換されるために生ずる損失であり、光損失の大部分を占める。

③ 構造不均一性による散乱損失とは、光ファイバのコアとクラッドの境界面の凹凸によって光が乱反射されることにより生ずる損失である(正しい)。

④ 光ファイバの曲がりによる放射損失とは、光ファイバが小さな曲率半径で曲げられると、コアとクラッドの境界面と光の伝搬方向との角度が変化して光ファイバ外に光が放射されることにより生ずる損失である(正しい)。

2012年9月17日月曜日

ユーロドルの戦略

 QE3に対する思惑などから、ユーロドルは大きく上昇した。QE3の影響がどこまで続くかに注視したい。いまの価格で小さくショートしたい気持ちはある。しかし、こういう状況でポジションをとってうまく行った試しがないので、今週は基本的に、様子見とする。

 短期的には行き過ぎの調整で下落しそうな気がするが、それを狙うのは私のスタイルではない。価格下落のサインとされている高値圏での乱高下が始まったら、ショートポジションの構築を考えようと思う。

線路設備H20-2Q2(2)(ⅰ)

[ライニング工法など]
① 管内面ライニング工法は、非開削工法に適用され、錆腐食により劣化した金属管路の内部を清掃した後、管路内面に薄い樹脂膜を形成して錆腐食の進行を防ぐ方法である(正しい)。

② 負圧回転式ライニング工法は、管路内の空気を吸引・減圧することで空気の流れをつくり、これを利用して管路内に、ポリエチレン系エポキシ樹脂を薄膜でライニングする方法である。

③ 補修用半割管工法は、腐食により劣化した管路部分を探査し、路面を開削することにより、腐食劣化部分を切断して撤去し、撤去部分に、「管内面を防錆樹脂でコーティングした半割管」を取り付けるする方法である。

④ 超薄膜管内面ライニング工法は、電食などにより孔の空いた金属管路の内部を清掃した後、ローラーパテにより孔の空いた部分にウレタンエポキシ樹脂を充填させ、孔を修復する方法である。
・ローラーで孔に樹脂を充填させるのは無理がある
・ウレタン樹脂は、吸水性が高いので、電食が進行してしまうので不適
・ウレタン樹脂は、加水分解するので、水回りでの使用は不適
・パテとは、ペースト状の充填剤をいう。

線路設備H20-2Q2(2)(ⅳ)

[地中探査レーダ法など]
① 地中探査レーダ法は、地中に向けて電磁波パルスを放射すると、電磁波は地中を伝搬し、埋設物などで反射されるが、この反射された電磁波を受信アンテナで捕らえて、送信波と受信波の時間差を測定することにより、埋設位置を探索する方法である(正しい)。

② 地中探査レーダ装置は、電磁波が電気的特性の異なる物質の境界面で反射することから、金属のほか、非金属の埋設管を探索することも可能である(正しい)。

③ 地中探査レーダ装置には、表示部、画像変換部、制御部、アンテナ部などを一体化して小型軽量化し、探査で得られたデータを入力して画像解析することで土中の埋設管などの位置を立体的に表示することが可能なものがある(正しい)。

④地中探査レーダ法では、地盤を掘削しなくても埋設管位置の探査が可能であり、金属など比誘電率の小さな大きな埋設物があった場合には異なった反射波形となることから、埋設物の区別は、容易に判断が可能である。
・金属は、比較的、比誘電率が大きい。
・比誘電率とは、媒質の誘電率εと真空の誘電率ε0の比 ε / ε0 = εrのことである。つまり、誘電率εを、真空の誘電率ε0で正規化したものである。

2012年9月13日木曜日

線路設備H22-1Q2(1)

[光海底ケーブルの特性など]
 光海底ケーブルは、ケーブル敷設や修理回収に伴う曲げ、張力などの外力に加え、水深8,000[m]の深海に相当する約80[MPa]の水圧において、安定した特性を持つ仕様となっている。
 また、光海底中継器を必要とする長距離光海底ケーブルシステムでは、光海底ケーブルは光海底中継器への給電路としての役割も担っているため、電気抵抗を低く抑え、海中では海水との間で十分な絶縁をとる構造となっている。
 さらに、光海底ケーブルは、水深、海底地質などの使用環境を考慮し、ケーブル保護構造に幾つかの種類がある。
 陸揚局近傍の浅海部では、漁労、錨などにより、光海底ケーブルが最も損傷を受けやすいことから、一般に、二重外装ケーブルが使用されている。さらに、最大水深1,500[m]程度までは、同様の理由により損傷を受けるおそれがあるため、一重外装ケーブルが使用されている。

2012年9月12日水曜日

線路設備H24-1Q2(2)(ⅱ)

[マンホール鉄蓋の劣化診断、管路の補修など]
① マンホール鉄蓋の劣化診断には、マンホール鉄蓋劣化診断器を用いて鉄蓋をハンマーで打撃したときの振動特性から鉄蓋の亀裂状況を検知し、鉄蓋の残存寿命を推定する方法がある(正しい)。

② マンホールの蓋鳴り防止には、マンホールの鉄蓋と受枠の隙間部に発泡した軟質ウレタンを充填し、鉄蓋の移動や回転を抑制して蓋鳴りを防止する方法がある(正しい)。

③ 硬質ビニル管の扁平を矯正する技術として、硬質ビニル管の扁平部を管路内から加熱軟化させた後、マンドレルを管路内にけん引して通過させること油圧により機械的に矯正する方法がある。
・マンドレル通過試験:マンドレルを管路内に通過させることにより、ケーブル布設に必要な直径や曲率半径を有しているかを調べる試験方法。

④ 負圧回転式ライニングは、管路内の空気を吸引・減圧することで空気の流れをつくり、これを利用して管路の内面に、樹脂を薄膜でライニングする技術である(正しい)。

線路設備H24-1Q2(2)(ⅰ)、H20-2Q2(ⅱ)

[管路の清掃、点検など]
A 管路内に土砂などによる詰まりがある場合、高水圧ホース先端にノズルを取り付け、高圧のジェット水流で管路内の土砂などを除去し、管路内を洗浄する方法がある(正しい)。

B 管路への通線が何らかの理由で困難な場合、パイプカメラを管路内に挿入してモニタすることにより、不良箇所を調査・点検する方法がある(正しい)。

C 管路がケーブル布設に支障とならない曲率半径を維持しているか、また、所要の直径を有しているかを確認する場合、通線ひもマンドレルを管路内に通して点検する方法がある。
・マンドレル
 
 この試験片(マンドレル)が管路をスムースに通過するかどうかによって、管断面の状態などを評価する。
・これはマンドリル


2012年9月11日火曜日

線路設備H21-2Q1(1)

[光ファイバ通信システム]
 光ファイバ通信システムは、一般に、光ファイバケーブル、送信部、受信部などから構成される。長距離・大容量伝送では、損失及び帯域特性が優れているシングルモード光ファイバが使用され、通信サービスに使用される信号光の波長は、1.55μm帯など、いわゆる長波長帯が用いられる。
 送信部には、LDやLEDが用いられており、電気信号を光信号に変換する機能を有している。LDはLEDと比較して、応答速度が速いため、高速伝送に適している。さらに、LDはLEDと比較して、発光スペクトル幅が狭いため、広帯域の伝送も可能である。また、LDはLEDと異なり、発光原理として誘導放出を利用している。
 受信部には、PDやAPDが用いられており、光ファイバを通して送られてきた光信号を再び電気信号に変換する機能を有している。APDはなだれ増倍現象を利用しているため、PDと比較して受光感度などが優れている。一方、PDはAPDと比較して、動作電圧が低いことなどの有利な点もあるため、光ファイバ通信システムの要求条件に応じて、それぞれ使い分けられている。

2012年9月9日日曜日

線路設備H21-2Q3(2)(ⅱ)

[ケーブルの架渉方法など]
① つり線には、亜鉛めっき鋼線を撚り合わせた亜鉛めっき鋼撚り線などが用いられ、架渉スパン長、ケーブル重量などに応じた設計荷重の線種が選択される(正しい)。

② 丸型ケーブルをつり線に吊架するためには、ケーブルリングが用いられ、傾斜地などで移動防止対策が必要な場合は、巻付けグリップが使用併用される。
・丸型ケーブルの架渉方法としては、ケーブルリング方式と、ラッシングワイヤ(巻付けグリップ)方式があり、いずれかの方式が用いられる。



③ SSケーブルは、支持線とケーブルが一体となっており、作業性に優れているが、強風にさらされる所に架渉された場合、丸形ケーブルと比較して、一般に、ダンシングが発生しやすい(正しい)。
・SSケーブルは、その断面がひょうたん形であるため、風の影響を受けやすいデメリットあり。

④ 一束化とは、電柱間にケーブルを布設する際に複数のケーブルを束にすることであり、一束化する方法としては、吊架用線とスパイラル状のハンガを先に設置し、電線類を後から架渉する方法などがある(正しい)。

2012年9月8日土曜日

H21-2Q2(1)

[光海底ケーブルシステム]

 陸揚局から第1光海底中継器までの間(第1中継区間)が浅海部である場合におけるケーブル修理は、深海部とは修理工法が異なる。第1中継区間は、システムによっても異なるが、修理マージンを考慮して標準中継区間長より短くすることが多い。このため、ケーブル修理を行う場合、一般に、光海底中継器を増やさなくても、光海底ケーブルを割り入れることが可能である。
 また、浅海部でのケーブル修理などで、ケーブル保守船が海岸に接近できる水深の限度は、船の喫水によって決まり、一般に、水深10-20[m]である。
 一方、第1中継区間以降の深海部でのケーブル修理において、故障点を除去して修理用ケーブルを割り入れる場合、割り入れ長は、一般に、水深の2.0-2.5倍を必要とする。

 ケーブル保守船による故障修理には、故障発生後における陸揚局からの故障点位置測定が重要であり、C-OTDR測定などの光学測定、システムの電気抵抗を測定する電気測定、光海底中継器監視制御装置による監視データなどが利用される。

・C-OTDR:Cはコヒーレント。

9/10-9/14ユーロドルトレード戦略

 来週もユーロドルの上昇は続くと考え、様子見とする。


 9/7(fri)に発表されたNFP(Non Farm Payroll)の悪化により、水平線(赤色)1.27543を明確に上抜け、ユーロドルは高値1.28188、終値1.28170。
 次の抵抗線は1.28259(以前の高値)。200MAは1.28418
ショートポジションを構築する場合、ストップは1.28500以上とする。

 


 ・月足では、下降チャネルの上限まで上昇。すでに下降チャネルからはみ出ている?月足から判断すると、逆張りでショートという考えもある。しかし、順張りを基本としているため、まだショートするには早すぎる。

 
 ・週足では、レジスタンスラインを上抜け。週足から判断すると、まだショートはできない。
 ・日足において、抵抗線は1.28259(丸で囲んだ部分)。200MAは1.28418。赤線の上昇チャネルから、白線の上昇チャネルに変化していくか?日足でも、やはりショートできない。
 まずは、白線の上昇チャネルが継続していくかに注視したい。

2012年9月7日金曜日

H21-2Q2(2)(ⅲ)

[管路、橋梁添架の補修技術]
① 管路内の土砂詰まりにより残置されているケーブルを撤去する場合は、一般に、管路内を高圧水で洗浄しながら土砂を押し出吸引し、ケーブルを撤去する。
・端部の開口部分まで押し出すのは大変。よって吸引する方が楽。

② 橋台際補修用半割管工法は、腐食している区間の管路を切断・撤去し、橋台部にアンカーボルトで橋台際補修管を取り付けることにより、橋台の破砕を不要にした補修技術である(正しい)。

③ 橋梁添架補修用半割管工法は、腐食により劣化した橋梁添架ケーブル収容管を切断・撤去し、半割管を取り付けて補修する方法である(正しい)。

④ パイプカメラによる精密点検は、管路内面の破損、腐食、穴あきなどの異常を把握することができ、管路の補修方法の選定に活用される(正しい)。
・パイプカメラ


2012年9月6日木曜日

線路設備H21-2Q2(2)(ⅰ)

[管路の補修工法]
① 管内面ライニング工法は、錆腐食により劣化した金属管路の内面にエポキシ樹脂金属薄膜を形成し、補修する方法である。
・ライニングとは、用途に適した材料を貼り付けることをいう。エポキシ樹脂は、安全無害であるため、水道管などの管内面をサンドクリーニングした後、管内面にライニングされる。


② 超薄膜ライニング工法負圧回転式ライニング工法は、管路内の空気を吸引・減圧することで空気の流れを作り、その流れを利用して0.3[mm]程度のライニング膜を形成し、補修する方法である。
・ライニング膜=エポキシ樹脂の膜

③ ビニル管扁平矯正工法は、硬質ビニル管の扁平部を管路内から加熱軟化させるとともに、油圧を利用して機械的に矯正・補強する方法である(正しい)。
硬質ビニル管の扁平部を加熱軟化させた上で、油圧により扁平部を矯正・補強する

④ 負圧回転式ライニング工法超薄膜ライニング工法は、スポンジ付きピグを用いることにより、0.2[mm]程度のエポキシ樹脂薄膜を形成し、補修する方法である。
・ピグ:砲弾状の形状を有し、これを管内で進ませる。

線路設備H21-2Q2(2)(ⅱ)

[マンホールの補修工法など]
① 鉄蓋劣化診断工法は、鉄蓋をハンマーで打撃したときの振動の状態や、音の濁り(反響)によりに超音波をあて、その反射特性から鉄蓋の亀裂量を検知し、残存寿命を推定する方法である。
・電車やバスの車輪を、ハンマーで叩いて検査しているのと同じ原理だと思います。


② 蓋鳴り防止工法は、鉄蓋と受枠の間隙部に発泡した軟質硬質ポリウレタンを充てんし、鉄蓋の移動や回転を抑制することにより、蓋鳴りを防止する方法である。
・スポンジのようなやわらかいもの(軟質)を充てんするイメージ。硬いと鉄蓋を固定できない。
・軟質ポリウレタン


③ V字カット工法は、欠損部・亀裂箇所をV字形に削り取り、無収縮急結セメントを充てんし、エポキシ樹脂の塗布により欠損部・亀裂箇所の止水を行う方法である(正しい)。

④ レジンブロックマンホールの補修工法は、ポリウレタンエポキシ系樹脂接着剤を媒介として、鋼板でひび割れ部を補強する鉄板圧着方式が標準であるが、マンホールの金物などの腐食が激しい場所では、鋼板に代えてレジン板で補強する方式が適用されている。

2012年9月5日水曜日

線路設備H21-1Q5(2)(ⅱ)、H20-2Q2(2)(ⅲ)

[電磁誘導法などについて]
① 弾性波法は、地表からSH波を地中に向けて発信し、埋設物などの音響インピーダンスの変化点で反射してきた波を地上の複数の受信器で測定し、地層境界の位置を探索する方法である(正しい)。

② 電磁誘導法電磁波法は、電磁波法電磁誘導法と比較して、一般に、電磁ノイズの影響が少なく、土質による探査精度への影響が大きい。
・電磁誘導法は、コンクリートの湿潤状態や品質等による影響を受けない(磁界を検知する原理なので)。
・電磁波法は、反対に影響を受ける(コンクリートの湿潤状態や品質等により、鋼材、空洞などの表面以外のところで、電磁波が反射することがあるため)。

③ 電磁誘導法は、外磁コイルに交流電流を流すと発生する磁界が地下ケーブルや金属管路などに誘導し、それにより発生する磁界を検出して、埋設位置を探索する方法であり、テンションメンバが金属であれば、光ファイバケーブルの埋設位置を探索することも可能である(正しい)。

④ 電磁誘導法は、金属管などに誘導磁界を発生させ、その磁界を探知する原理を利用していることから空洞の位置を探索することはできない(正しい)。
・電磁波法なら、空洞の位置も探索できる。

電磁波法:「コンクリート表面で電磁波をアンテナからコンクリート内部に向けて放射すると、電磁波はコンクリートを電気的性質の異なる物質、たとえば鉄筋などの鋼材、空洞などの表面で反射され再びコンクリート表面に反射波として受信する。この電磁波を送信してから受信するまでの時間に着目した手法である。」(http://www.kokusai-se.co.jp/technology/technology06.htmlから引用)

電磁誘導法:電磁誘導により、コンクリート内部に存在する金属に電流が流れる。すると、金属から磁界が発生(右ねじの法則など)するので、その磁界(の強度)を検知することで、金属の位置がわかる。

2012年9月4日火曜日

線路設備H21-1Q5(2)(ⅳ)

[橋梁添架管路の補修など]
橋梁とは、橋のことをいう。
・橋梁添架管路



A 橋梁添架補修用半割管工法は、腐食により劣化している橋梁添架ケーブル収容管を切断・撤去した後、半割管を取り付けて補修する方法である(正しい)。

B 橋台際補修用半割管工法は、腐食している区間の管路を切断・撤去し、橋台部にアンカーボルトで半割管を取り付けて補修する方法である(正しい)。
・アンカーボルトとは、コンクリートに埋め込んで使用するボルトをいう。
・橋台


C 橋梁添架管路が腐食しやすい箇所では、一般に、軽量で耐食性を持つ硬質ビニル管ダクタイル鋳鉄管に交換する。
・ダクタイル鋳鉄管:水道管や下水管などに用いられる。重い。
・硬質(塩化)ビニル管:軽量で耐食性を持つ

2012年9月3日月曜日

線路設備H21-1Q5(2)(ⅰ)

[マンホールの設備不良やその対策など]
① マンホールの不良には、鉄蓋の磨耗・ガタツキ、鉄蓋周辺舗装や縁コンクリートの破損による首部のひび割れ・ズレ、躯体のひび割れ・漏水、ダクト部分の不良などがある(正しい)。

② 鉄蓋周辺の地盤沈下や道路改修工事などで、鉄蓋と路面にレベル差が生じ交通の支障となる場合は、主に、鉄蓋を表層で覆う鉄蓋周辺の路面を修正する方法によりレベル調整を行う。

③ 鉄蓋の首部や躯体の不良は、通信設備としての信頼性に重大な影響を与えるおそれがあるが、一般に、近接している他の道路占用物には影響を与えることがあるはない

④ 鉄蓋は、受枠よりも上にあるとガタツキ、騒音が生じ、さらに車両通過時の衝撃荷重が重なると鉄蓋の飛び上がりや鉄蓋が損傷するおそれがあるため、受枠と同じ位置によりも低く設置する。
・鉄蓋と受枠の間に段差があると、ガタツキ等が生じる。よって、鉄蓋と受枠の段差をなくす必要がある。

線路設備H21-1Q5(2)(ⅲ)

[マンホールの補修方法について]
A レジンブロックマンホールの亀裂補修は、エポキシ系樹脂接着剤を用いて、鋼板でひび割れ部を補強する方法で行う。マンホールの金物などの腐食が著しい場所では、鋼板に代わりレジン板で補強する方法が適用される(正しい)。
・レジンブロックマンホールとは、レジンコンクリート製のマンホールをいう。
・レジンコンクリートはセメントや水を一切使わず、熱硬化性樹脂(レジン)を結合材として、砂利・砂・炭酸カルシュウムを強固に固めたコンクリートで、セメントコンクリートの数倍の強度が有る。
・ひび割れ部は鋼板(レジン板よりも丈夫)で補強。
・腐食部分は、レジン板で補強(腐食し易い金属板で補強すると、その金属板も腐食してしまう。だから、樹脂であるレジン板で補強するんだと思う)。

B マンホールの亀裂補修は、V字形カット工法を用いて行う亀裂箇所にセメントと高炉水砕スラッグを混ぜ合わせたAEコンクリートを打設する方法で行われる誤り)。

C V字形カット工法は、欠損部、亀裂箇所などをV字形に削り、無収縮急結セメントを充填し、エポキシ系樹脂を塗布して止水する方法である(正しい)。
・結性セメントとは、セメントに水を加えてから1時間以内に凝結作用をするセメントをいう。
・エポキシ系樹脂は、表面仕上り材として用いられる。

2012年9月2日日曜日

線路設備H21-1Q3(2)(ⅲ)

[海底ケーブルの種類]
① 陸揚局近傍の浅海部では、漁労、錨などによりケーブルが損傷を受けやすいため、外装ケーブルを適用しており、一般に、水深1,500[m]以上ではフィッシュバイト対策ケーブル又は無外装ケーブルを適用している(正しい)。

② 埋設が必要な区間では埋設用無外装ケーブルが用いられ、海底にケーブルを埋めることから水深に関係なく一様に適用される。埋設用無外装ケーブルは、水深に応じて外被ポリエチレンを厚くする。また外装ケーブルも用いられる。

③ 溶岩質の海底地質の悪い場所や強い海流の観測されている海域にケーブルを敷設する場合には、ケーブルの回転トルクを低く抑える必要があるため、抗張力鋼線を二層にし、一層と二層目の巻き方向を逆にして低トルク性と高い抗張力特性を持つフィッシュバイト対策ケーブルが用いられる。
・海底地質の悪い場所では、金属シールド構造のフィッシュバイト対策ケーブルが用いられる。

④ 海底ケーブルが鮫に噛まれることにより絶縁障害が発生したことを受けて開発されたフィッシュバイト対策ケーブルは、鮫の活動水深に用いるものであり、陸上で用いることもあるはできない
・フィッシュバイト対策ケーブルは、開発目的とは異なる目的でも用いられる。

フィッシュバイト対策ケーブルは、鮫に咬まれることによるケーブルの絶縁故障が頻発し.たことから開発されたものであり、無外装ケーブルに金属テープを巻き、さらにポリエチレンのジャケットで補強した構造である。

線路設備H21-1Q3(2)(ⅱ)

[水中トレンチなど]トレンチ=溝
① 波浪の影響を受ける水際から水深50[m]程度までの海底珊瑚礁地帯又は岩礁地帯に海底ケーブルを敷設する場合には、水中トレンチを掘削し、その中にケーブルを収容したり、また、水中トレンチが掘削できない部分には保護管を取り付ける方法が用いられている(正しい)。

② 水中トレンチの溝の深さは、その海域での漁労や船舶の投錨などの外的障害要因を考慮して、一般に、1-1.55-7[m]程度を必要とする。
・深く掘りすぎても高コストとなってしまう。

③ 水中トレンチは、珊瑚礁又は岩礁を形成する天然の溝を利用して、ダイバーによる水中掘削を極力少なくするよう計画することが経済的である。

④ ケーブル保護管は、鋳鉄管でできており、半割れの構造でケーブルの上からかぶせてボルトで締め付けて固定される。
・鋳鉄管とは、鋳型で製造される鉄製の管をいう。

線路設備H21-1Q3(2)(ⅰ)

[海底ケーブルの保全作業]
A 敷設済みの海底ケーブルに対する予防保全作業としては、沿岸部におけるダイバーによる目視確認のみである(誤り)。
・ROV(遠隔操作される水中ロボット)を用いて確認を行うこともある。深度の深いところでは、ROVが活躍するんだろうと想像している。

B ROVによるケーブル保護活動としては、主にケーブルの敷設状況の調査、埋設深度測定、ケーブルに掛かった漁具などの障害物の撤去などがある(正しい)。
・ROVは、カッターやグリッパーを有する。

C ROVによるケーブル保全作業としては、海中でのケーブルの探査、引揚支援、埋設作業モールド補修や外装鉄線補修を実施することがある(誤り)。
・海中の、しかも高深度での補修は、非常に難しい。よって、ケーブルを船に揚げてから修理すると考えるのが自然だと思う。

ユーロドル20120902

[order]IFDONE
 EUR/USD WEEK 1.24448×0.1
       STOP GTC  1.26581(-21.33ドル)
   損失比率0.83% < 2%

線路設備H21-1Q2(2)(ⅳ)

[架空ケーブルの外被損傷及び吊り線の腐食について]
① 架空ケーブルの外被損傷には、強風地域のケーブルダンシングによる外被亀裂(リングカット)や、高温環境下での張線器使用による外被破断などがある(正しい)。
・張線器



② 架空ケーブルの外被損傷には、げっ歯類や昆虫類によるかじり及び鳥害などがある。昆虫類による被害としては、クマゼミコウモリガの幼虫によるかじり、コウモリガクマゼミの成虫の産卵管による損傷などがある。
・クマゼミの成虫
・コウモリガの幼虫


③ 架空ケーブルの吊り橋は、強風でケーブルが揺られると、吊架部で繰り返し曲げられ金属疲労し、破断することがある(正しい)。
・吊架とは、電線などを、上から吊り下げるようにして 架けることをいう。

④ 高耐食鋼より線は、亜鉛-アルミニウム合金をめっきした鋼線をよりあわせたものであるが、塩害環境の厳しいところでは赤錆などが発生して腐食するおそれがあるため、劣化限度見本などによる不良判定指標を用いた管理が有効である(正しい)。

線路設備H21-1Q2(2)(ⅲ)

[鋼管柱の腐食対策]
A 鋼管柱は、湿った土壌中では腐食しやすく、特に、臨海低湿地、元水田、側溝周辺などでは腐食が激しくなる(正しい)。

B 腐食対策には、腐食が激しい環境で使用している鋼管柱を腐食地用鋼管継柱(AE柱、UC柱)へ更改する方法がある(正しい)。
・どんな更改方法があるんだろうか?

C 張り紙防止シートや番号札の裏側の腐食に対しては、腐食成分を含まない酢酸ビニルニトリルゴム系接着剤を使用し、腐食対策を行う。
・腐食成分を含まない材料=ニトリルゴム系接着剤の他、ポリウレタン系塗料がある。

線路設備H21-1Q2(2)(ⅰ)

[コンクリート柱のひび割れ原因]
① コンクリート柱の斜めのひび割れの原因は、コンクリート柱がねじれによるせん断力を受けたときや車両の接触などにより大きな力を受けたときに生じ、斜めのひび割れが発生すると、強度低下のおそれが高く、早急なコンクリート柱の取替えが必要である。

②コンクリート柱の斜め細かい亀甲状のひび割れの原因は、コンクリートの乾燥収縮により生ずることが多く、斜め細かい亀甲状のひび割れが発生しても強度低下のおそれは少ない。

③コンクリート柱の横のひび割れの原因は、支線の設計強度不足などでコンクリート柱に不平衡の過大な荷重を与えたケースで生ずることが多い。

④コンクリート柱の細かい亀甲状のひび割れの原因は、コンクリート柱の鉄筋が腐食の進行により体積膨張することで生じ、これによりコンクリートが浮き上がり剥離することがある。

線路設備H21-1Q2(1)

[放送波などによる通信回線及び通信機器への影響とその対策]

 通信回線や通信機器の近傍に、出力の大きい中波放送設備などがあると、放送波が直接通信機器へ侵入することや、架空ケーブル、引込線、屋内線がアンテナとなって通信線へ電流が流れ通信機器へ侵入することがある。
 通信機器へ直接侵入する電波や、通信線から通信機器へ侵入する電流が大きい場合には、雑音が生じたり、画像の乱れ、通信機器の誤作動や故障が発生することがあり、これらの原因となる電波、電流などをノイズという。ノイズの原因は放送波のほかに、インバータ制御を用いた家庭電器製品、携帯電話や無線LANなどがある。
 ノイズ対策には、中波放送などの通信機器への侵入に対して、ノイズの発生源、周波数及び侵入経路を特定し、簡便な方法としてコンデンサを挿入して誘導成分を大地に逃がす方法があり、ISDN回線やADSL回線に対しては、フィルタを挿入する方法がある。

・インバータとは、直流を交流に変換する回路をいう。

9/3-9/7のトレード戦略

 ドル円、ユーロ円は横這い。来週は引き続き、ユーロドルのみをトレードする。

[ユーロドル]
 長期的には下降トレンドであるが、短期的には上昇トレンドである。
 そこで、上昇トレンドはどこで終焉するかが問題となる。以下、検討する。
 月足では、三尊(ヘッドアンドショルダー)の完成を示唆している。年内には完成しそうな雰囲気である。
 週足では、価格がレジスタンスライン及びボリンジャーバンドの移動平均線まで上昇した。よって、来週から下方向の動きが出てくるのではと思っている。
 今週の週足の安値は1.24657であり、高値は1.26381である。 また、直近高値は1.27543。この値はレジスタンスラインの外側に位置している。
 このため、週足からは、1.24657を下抜けたらショート。ストップは1.27543より上。そこまでリスクをとりたくないときは、ストップを1.26381より上とする。
 日足では、短期上昇トレンドを示唆。サポートラインを下抜けたら追加ショートしたい。
[仕掛け]
 (1)1.24448でショートし、ストップは1.26581。値幅は200ポイント(0.02133)以上あるため、小さなポジションで挑みたい。
 (2)日足サポートラインを下抜けたら追加ショートする。ストップはそのときの様子で決めること。
[オーダー]
 IFdone 1.24448 × 0.1 stop 1.26581

2012年9月1日土曜日

通信設備H21-1Q2(2)(ⅱ)

[コンクリート柱の劣化など]
A コンクリート柱の凍害による劣化は、コンクリートの水分が気温の変化により凍結と融解を繰り返されることが原因となってコンクリートが緩むために発生する(正しい)。

B 海岸直近に建てられているコンクリート柱では、海から運ばれた塩分が表面に付着し、内部に浸透して鉄筋の腐食を進行させる。これにより、錆びた鉄筋が膨張してコンクリートにひびが入る要因となる(正しい)。

Cコンクリート柱の製造は、通しの鉄筋に圧縮緊張力を与え、生コンを注入して高速回転による遠心力でコンクリートで締め固める。これにより、ひびが入りにくく耐久性の高いコンクリート柱になる。
・鉄筋をひっぱることで緊張力を与える。これにより、鉄筋は長手方向に縮もうとする。よって、完成後のコンクリート柱は、鉄筋により長手方向に圧縮されるため、強い柱になる。
コンクリート柱の製造方法

8月総括

 私のスタイルはスイングトレードである。
 なのに今日はスケベ心でデイトレードを行ってしまった。儲けようという心でトレードするのは良くない。負けないようにトレードするという気持ちで行うのが一番いい精神状態であると思っている。

 [今月]
 スキルアップ日(勉強等):18日間
 ぐーたら日(テレビ):13日間

 ぐーたら日が多い。日常生活でもぐーたら日がこんなにあるんだもん。FXでも度々、ルールを破ってしまうのも当然かも。必死のパッチ(書籍「出稼げば大富豪」オススメです!)で規律を身に付けなければ。

 8月は殆どトレードをしなかった。9月からは本格的にトレードを開始する。並行して勉強もしよう。