2012年9月12日水曜日

線路設備H24-1Q2(2)(ⅱ)

[マンホール鉄蓋の劣化診断、管路の補修など]
① マンホール鉄蓋の劣化診断には、マンホール鉄蓋劣化診断器を用いて鉄蓋をハンマーで打撃したときの振動特性から鉄蓋の亀裂状況を検知し、鉄蓋の残存寿命を推定する方法がある(正しい)。

② マンホールの蓋鳴り防止には、マンホールの鉄蓋と受枠の隙間部に発泡した軟質ウレタンを充填し、鉄蓋の移動や回転を抑制して蓋鳴りを防止する方法がある(正しい)。

③ 硬質ビニル管の扁平を矯正する技術として、硬質ビニル管の扁平部を管路内から加熱軟化させた後、マンドレルを管路内にけん引して通過させること油圧により機械的に矯正する方法がある。
・マンドレル通過試験:マンドレルを管路内に通過させることにより、ケーブル布設に必要な直径や曲率半径を有しているかを調べる試験方法。

④ 負圧回転式ライニングは、管路内の空気を吸引・減圧することで空気の流れをつくり、これを利用して管路の内面に、樹脂を薄膜でライニングする技術である(正しい)。

線路設備H24-1Q2(2)(ⅰ)、H20-2Q2(ⅱ)

[管路の清掃、点検など]
A 管路内に土砂などによる詰まりがある場合、高水圧ホース先端にノズルを取り付け、高圧のジェット水流で管路内の土砂などを除去し、管路内を洗浄する方法がある(正しい)。

B 管路への通線が何らかの理由で困難な場合、パイプカメラを管路内に挿入してモニタすることにより、不良箇所を調査・点検する方法がある(正しい)。

C 管路がケーブル布設に支障とならない曲率半径を維持しているか、また、所要の直径を有しているかを確認する場合、通線ひもマンドレルを管路内に通して点検する方法がある。
・マンドレル
 
 この試験片(マンドレル)が管路をスムースに通過するかどうかによって、管断面の状態などを評価する。
・これはマンドリル